EVENT/REPORT 19.06.28

「辞表はこれまでに5回は出してる」。七転び八起き酒場 第3夜目・株式会社四万十ドラマ 畦地履正さん

地域のソーシャルビジネスの最前線で活躍するゲストを週替わりでお迎えし、お酒を飲みながら語り合うNPO法人ETIC.でのプレミアムイベント「七転び八起き酒場」。講演会では聞けないようなソーシャルイノベーターたちの失敗談と、それらを乗り越えてきたエピソードから、地域社会における社会課題解決の本質を学びます!

第3回目のゲストは、株式会社四万十ドラマ 代表取締役・畦地履正さん。「四万十川に負担をかけないものづくり」をコンセプトに、地域と密着した自然循環型企業を目掛けて事業を展開しています。これまでに四万十川の会員制度「RIVER」の立ち上げや、 四万十川の地域資源を活かした商品開発を行い、中でも捨てられていた端材を利用した「四万十ひのき風呂」は80万枚を出荷、そのほか「しまんと緑茶」「しまんと地栗」シリーズや「しまんと新聞ばっぐ」などの商品を開発し、地元産業を築いています。

さて、この「七転び八起き酒場」は、お酒を片手に参加者全員でテーブルを囲みながら、“今だから語れる”先輩イノベーターの失敗談に耳を傾けフランクに語らい合うという場。

今夜の1転び目は、なんと畦地さんの生まれた瞬間(!)のエピソードからスタートしました。破水した母親が迎えの車に乗って家を出た100m先で「せっかちに」産まれてきたという畦地さん。「産まれたときからせっかちだったんだよなあ。このせっかちな気質がこの人生で色んな転びの一因になっていたりしてね」と、豪快に笑います。

そこからピッチャーとして野球に全力投球した学生時代に体験した数転び(初めて付き合った彼女との失敗談も!笑)、卒業後アルバイトをしながら夜な夜な飲み歩き、ついに痺れを切らした両親から実家に連れ戻され農協職員だった母(なんと、地元の農協初の女性職員だったのだそう)の退職と入れ替わるかたちで農協への就職が決まり、入社試験を飛ばしてしまったものだから妬まれて大変だったという5転び目。そして実は、農協入社初日の仕事が今では四万十ドラマの主力産品となっている四万十栗の選別だったというエピソードまで。

そこから、いよいよ四万十ドラマ編へ。現在に至るまでの四万十ドラマの大切なキーパーソンとなるデザイナー・梅原真さんとの出会いの際に、「ここには何もない」と目の前で愚痴をこぼしてしまい梅原さんに激しく叱られた6転び目。

そして人生最大3転びの堂々1位だと語る、無農薬野菜の出荷の際に「ないものはない」と言えなかったことで信用を失い、1年間干された7転び目。

7転びで収まり切らず、その後も思わずボロボロ涙を流したというエピソードまで赤裸々に語ってくださった畦地さん。「俺は調子乗ったときがいけないね。どこかで足元すくわれてる」「ここまで落ちるものかと感じたよ。ここまで落ちたら、もう上がるしかない」「今までに辞表は5回は出している」などとさらっと零した姿に、参加者一同思わず言葉を吞むシーンもありました・・・!

さて、地域のソーシャルビジネスの最前線を濃度120%で学べる「七転び八起き酒場」は、7月まで全8回8人のゲストで続きます。この機会を、ぜひお見逃しなく!

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