EVENT/REPORTLOCAL VENTURE LAB 22.10.03

研究プロジェクト「森あそびラボ」で、岡山県西粟倉村のフィールドワークを実施しました

ローカルベンチャーラボ2022では、地方と里山の持続可能性を高めるために森林空間活用で人と経済の循環する仕組みづくりの実験を行う「森あそびラボ」と名付けた研究プロジェクトを進めています。

参画しているのは、島根県雲南市、北海道厚真町、愛媛県久万高原町、岡山県西粟倉村の4自治体に、全国から数企業、ローカルベンチャーラボ現役生に修了生など多数。

今回は、岡山県西粟倉村で行われたフィールドワークについて、本谷 拓磨(日立製作所)がご紹介します!

環境・社会課題について、各地域で実際に起こっている問題と、その対策や工夫についての理解を深め、環境・社会貢献と地域経済が両立するような、未来に向けた事業モデルの可能性を探しに参加しました。

西粟倉村は岡山県の最北東端に位置し、兵庫・鳥取と県境を接しています。面積の約93%を占める山林を資産として次世代につなげるため、2008年には「百年の森林に囲まれた上質な田舎」を目指す「百年の森林(もり)構想」を打ち出し、地権者1300、6000筆、3000haにわたる山林を総当りし、村の共有財産として管理・活用すべく村が預かる形で集約化しています。

ビジョン発信の後、多くの方々の共感を獲得し、熱意をもった様々なプレイヤーが村内に集結。村一丸となり森林事業を推進することで、国内における林業先進地までの発展を遂げました。現在は、更なる発展と、次世代へ繋がる豊かな自然を実現すべく、森林の“モノ消費”だけでなく、森林空間活用などの“コト消費”に取り組まれています(※ 西粟倉村のプレイヤーの活動については、村内の企業が運営するこちらのメディアに多く掲載されています)。

現地でのフィールドワークでは、鳥のさえずりや川のせせらぎを満喫できる“野鳥園”に訪問し、参加メンバーが考えてきた森林空間活用に関するトライアルを行うことに。

まずは、ローカルベンチャーラボ5期生が個人事業として進めている「謎解き」トライアルを実施!(※ 茨木さんの「謎解き」事業構想については、ローカルベンチャーラボ体験談でも紹介されています)。

謎解きに必要となるその場所特有の歴史、文化等を探すべく、野鳥園内を散策しました。それぞれの参加者の感じ方の違いや、その共有を楽しみながら実施することで、様々な角度からの学びがありました。

次に、“森林浴“や“森林ヨガ“を行い、眼下に広がる一面の緑や爽やかな樹木の香りなどを感じとることで、心身をリラックス!

リラックスした後は、イマ、巷でウワサの林内エキサイティングゲームである“RINJAK”(ローカルベンチャーラボ4期生2人、舩木さんと吉田さんが考案したゲーム。詳細はぜひこちらから)にも参加し、参加者同士でタイムを競い合いました。優勝は、現地の一般社団法人むらまる研究所に所属される秋山さん!


最後は、むらまるごと研究所にて、フィールドワーク後の感想・意見交換会を実施しました。フィールドワークを通し、改めて、各々が“野鳥園をどうして行きたいか?“を考え、話し合うことで、野鳥園の在るべき姿に対する参加者の考えが深まり、思いも強まる会となりました。

豊かさを次の世代に繋げていくために、森林においては、樹種の多様性という選択肢の幅を広げ、後世に伝えていくことが重要と感じられたフィールドワークでした。