先進地域(島根県雲南市)の起業塾と連携!
コミュニティを掛け合わせ、コレクティブインパクトを実現する
雲南市は、子どもから高齢者までの全世代と企業による「地域課題解決のチャレンジ」を促進している。ひとつのチャレンジが次のチャレンジを生み、相互強化するという”連鎖”を起こすことで持続可能なまちづくりを目指す戦略は、「雲南ソーシャルチャレンジバレー構想」と呼ばれる。この雲南市をフィールドとして、ラボ生の事業プランと雲南のチャレンジャーたちの活動が重なり合い、面として地域の変化を起こしていく、いわばコレクティブインパクトを実践的に探究する。
なお、本研究プロジェクトは、今年10期目を迎える「幸雲南塾」(雲南市の起業塾)との共同企画とする。
テーマオーナーと共にチームを作り、当事者となり実践度高くテーマ探求をすすめます。またローカルでの経験豊富で各領域で活躍する先輩起業家をメンターとして招き、専門的な知見を入れることで、視座高く議論を行います。
小俣 健三郎
NPO法人おっちラボ 代表理事
1981年東京都生まれ。学生時代は学生NPOに所属し、国際インターンシップや国際会議などを運営。法科大学院修了後、弁護士として約4年半、企業法務を扱う法律事務所で経験を積む。2015年6月におっちラボに加入し、地域でチャレンジする人をサポートする「幸雲南塾」を運営。主にビジネスセクターや都市部との連携強化を担当している。2018年9月より現職。LVラボ第2期「お金の流れデザイン」コースに参加し、以後雲南市において市民による市民のための財団「うんなんコミュニティ財団」を立ち上げ、理事を務める。
・第8回地域再生大賞 準大賞
山元 圭太
合同会社喜代七 代表 NPO法人日本ファンドレイジング協会 理事/認定ファンドレイザー/NPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)理事/島根県雲南市 地方創生総合戦略推進アドバイザー
1982年滋賀県草津市生まれ 同志社大学商学部卒。 経営コンサルティングファームで経営コンサルタントとして5年NPO法人かものはしプロジェクトでファンドレイジング担当ディレクターとし5年半のキャリアを経て、非営利組織コンサルタントとして独立。2015年に株式会社PubliCoを創業して代表取締役COOに就任。 2018年にPubliCoを解散し、故郷の滋賀県草津市で合同会社喜代七を創業。「地域を育む生態系をつくる」をミッションに滋賀県で実践すると共に、全国各地で支援を行なっている。
※2019年度までNPO法人おっちラボ理事も務める。現在はアドバイザー
矢田 明子
島根県雲南市立病院企画係保健師、株式会社CommunityCare取締役、島根県総合発展計画策定委員、Community Nurse Company 株式会社 代表取締役。
島根県出雲市出身。2014年島根大学医学部看護学科卒。雲南市が主催する地域課題解決人材育成事業(幸雲南塾1期11年)で地域に飛び出す医療人材によるコミュニティ作りを提案。コミュニティナースという在り方を日本で初めて提唱・実践を開始している。それをもとに医療人材を含む町づくり関係者を体系的に育成するプログラムを構築し、13年より東京大学医学部のサマープログラムに認定される。16年からコミュニティナース育成プログラムも開始。全国に100名以上の人材を送り込んでいる。コミュニティナースを普及させるためのモデルづくりなどを手がける。
※おっちラボの立ち上げから関わり、代表理事・副代表理事を経て2019年度末に退任
シチズン・オブ・ザ・イヤー(2019)、第7回DBJ女性起業ソーシャルデザイン賞(2018)、第9回 若者力大賞ユースリーダー賞(2018)、ウーマン・オブ・ザ・イヤー超高齢化社会の希望賞(2018)、WIRED Audi INNOVATION AWARD(2018)他
【ラボ全体として】
・ラボ生・ラボOBOG生で、テーマに取り組むうえでの下地と、チームとしてのアウトプットに貢献する意欲がある。
【プロジェクト独自】
・「社会のために、誰かのために…」以上に、自分の原体験をもとに、解決したいテーマがある人
・「やりたい」ではなく「やる」と決めた人
・勢いではじめたものの改めて整理をしながら、次のフェーズにあげていきたいと考えている人
・前のめりな人やフィールドが決まっていない人も大歓迎です!幸雲南塾と共同実施のため、塾生や雲南市内での先行事業との連携の可能性も検討可能
ここでは、「社会課題の解決」と「社会的価値の創造」を実現する道筋を描いていきます。
まずは自分自身の「やりたい」からスタートし、期間中、1回以上、何かしら実験も行います。また、自分自身がプレイヤーとしてやっているだけでは限界にぶち当たります。そのため、「私がやる」ことを手放し、社会に必要な機能を誰がどう担うのがいいのかも同時に考えていきます。こうして、社会起業家としての在り方を深め、進め方の見通しを立てることができ、「社会を変えるビジネス」のスタート地点に立っている状態を目指します。
募集期間:2020年5月1日~5月31日
実施期間:2020年6月~12月
事前課題 | プロジェクトを通じて実現したいことと、それを実現するためのドリームチームを実現可能性抜きの理想形として描いてくる(所定の事前課題シートを埋めてください) |
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① |
・参加者自己紹介(各5分:宿題のドリームチームをもとにピッチ) |
② |
・ドリームチームへの告白できてない人は実行/告白内容の整理 |
③ |
「生態系で取り組む」についてのラボ生のプロジェクトを2〜3ピックアップして探究 |
④ |
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デモデイ |
研究成果の発表 |
1)コミュニティナース:矢田明子(著)
2)ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12ステップ コレクティブな協働なら解決できる!
SDGs時代の複雑な社会問題:佐藤真久 (著), 広石拓司 (著)
3)社会変革のためのシステム思考実践ガイド:デイヴィッド・ピーター・ストロー(著)
社会状況上での判断になりますが、現場での活動が入る場合は、旅費交通費等は別途かかります。